新規インストール
序文
SerendipityはPHPベースのウェブアプリケーションです。 つまり、Serendipityを使うためにはPHPをサポートしているウェブサーバが必要となります。 ウェブサーバの公開ドキュメントツリー内に(FTPやSSHなどを使って)Serendipityのファイル群をアップロードしてください。
あなたのウェブスペースにアップロードができたら、Serendipityにアクセスします。 アクセスすべきURLは例えば http://yourdomain.com/serendipity/index.php となります。
必要動作条件
SerendipityはApacheウェブサーバに合わせて作られています。
ただ、IISやLighttpdでの動作に成功している人もいます。
SerendipityをWindowsサーバで動かす場合は、パスの参照を
バックスラッシュ("C:\...\")を使う表記ではなく、スラッシュ('/')を使うよう常に注意してください。
完全な動作のために、Serendipityはバーチャルホストで.htaccessの許可を期待しています。
ApacheではSerendipityをインストールするディレクトリに対して、以下のオプション設定が必須です。
AllowOverride FileInfo Indexes Limit (または AllowOverride All)
SerendipityのCookieセッションサポートによる全機能動作のために、PHPは4.3.0以上のバージョンが必須です。 PCRE拡張と、状況によってはGD、iconv、zlib、mbstring拡張が必要になります。 SerendipityはPHP5.xに完全に対応しています。 また、APC、ZendCache、ioncubeなどのPHPバイトコードコンパイラもお勧めします。
PHPのセーフモードでSerendipityを利用する場合は、ファイルアップロードとSPARTACUSの集中管理は使用できないでしょう。 エラーの追跡のためには、error_reportingとdisplay_errors(またはこれのログファイルへの転送)を有効にすることをお勧めします。 もしメディアファイルのアップロードを使いたいのなら、ファイルアップロード用のディレクトリを有効にしなければいけません。 画像処理のためには、GDライブラリかImageMagickのどちらかが必要です。
PHPの設定においてregister_globalsとsession.use_trans_sidとmagic_quotes_*のディレクティブは無効にするよう強くお勧めします。
少なくとも次のデータベース拡張のひとつと、それのデータベースサーバが必須となります。
MySQL(i)、PostgreSQL、SQLite。
書き込み権限が必要なもの:
- .htaccess [インストール時に作られます]
- serendipity_config_local.inc.php [インストール時に作られます]
- archives/
- templates_c/
- uploads/
- plugins/ (Spartacusプラグインを使うなら)
- templates/ (Spartacusプラグインを使うなら)
Serendipityのアップロード
Serendipityはあなたのウェブサーバの公開ドキュメントルートの中か、またはお好きなサブディレクトリにインストールできます。 Serendipityリリースの.ZIPまたは.TGZファイルを解凍したら、空のディレクトリも含めて、間違いなく全てのファイルをアップロードしてください。 ファイルをアップロードする時に、FTPソフトがパーミッションエラーや何らかのトラブルを報告していないかどうかよく確認してください。
ファイルとディレクトリのパーミッション
Serendipityにとって最も重要なディレクトリは、archives、templates_c、uploadsです。 archivesディレクトリはファイルの生成準備物が格納されます。 templates_cディレクトリはSmartyテンプレートエンジンによって自動生成されたHTMLテンプレートが格納されます。 そしてuploadsディレクトリにはあなたがブログにアップロードしたあらゆるメディアファイルが保存されます。 つまりこれら3つのディレクトリはウェブブラウザによる書き込み権限が必要です。
PHPは一般的に、あなたがファイルをアップロードするためのFTPユーザーアカウントとは異なる特別なユーザー名で動いています。
つまり、あなたがFTPでアップロードできるからと言って、PHPのプロセスが必ずしもそのファイルやディレクトリにアクセスできるというわけではありません。
ウェブサーバの設定にもよりますが、前述の3つのディレクトリに対して、777(全ての人が読み込み・書き込み・実行可能)または775(全員ではなく、該当ファイルのオーナーとグループは読み込み・書き込み・実行可能)のようにパーミッションを変更(chmod)する必要があるでしょう。
どちらを使うかはウェブサーバの設定によって異なります。
もしどちらを使うべきなのかわからない場合は、サーバ管理者に確認してみてください。
Serendipityはこれら3つのディレクトリの上層であるインストールディレクトリのルートに、
.htaccessとserendipity_config_local.inc.phpの2つのファイルを書き込む必要もあります。
つまりSerendipityをインストールするディレクトリには、PHPがこれら2つのファイルを書き込む権限を持っていなければいけないということです。
ですから、あなたのブログのトップディレクトリ(例えば "serendipity" とか "blog")のパーミッションを一時的に777か775に変更することを忘れないでください。
インストールが完了した後は、これらのコアディレクトリのパーミッションを、例えばまた744のように元に戻すことができます。
これは前述のファイルが書き込まれるのは最初だけだからで、
あとはSerendipityにとって変更が可能にさえなっていればいいです。
もしプラグインやテンプレートをウェブ経由でダウンロードするのにSPARTACUSプラグインを使う場合は、PHPがpluginsディレクトリとtemplatesディレクトリに書き込み可能である必要があります。
FAQの中のパーミッションに関する質問と答えも参照ください。
インストール
いったんウェブスペースにSerendipityをアップロードすると、例えばhttp://yourdomain.com/serendipity/index.phpのようなインストールインターフェイスを立ち上げることができます。インストールには1~2分程度しかかからないでしょう。
この画面では、インストール準備としてウェブサーバの設定診断が表示されます。
問題の原因となりそうな設定内容はオレンジ色でリストアップされます。
実際にエラーとなっていない限り、これらにそれほど注意を払わなくても大丈夫です。
見本のスクリーンショットです。
致命的な問題は赤色で表示されます。 赤で表示されたエラーのよくある原因は、Serendipityによるtemplates_c、archives、uploadsディレクトリ生成ができなかったケースです。 このドキュメントのファイルとディレクトリのパーミッションを参照してください。
設定診断の最下部で、「簡単なインストール作業を行う」か「上級者のインストール作業を行う」の選択肢が選べます。 実際には両方とも同じ手順となりますが、「簡単なインストール作業を行う」ではインストールを手早く完了させるために最低限の初期設定項目しか表示されません。 「上級者のインストール作業を行う」では全ての初期設定項目が表示されます。
続いてこの説明の目標である、いかに手っ取り早くSerendipityをインストールするかを示します。今のところ「簡単なインストール作業を行う」についてのみ話題ににします。 このリンクをクリックするとこのような画面になります。
ご覧のようにこの画面はいくつかのセクションに分かれています。
データベースの設定
このセクションでは選択したデータベースにアクセスするための認証資格情報を入力します。
初めに、Serendipityで利用したいデータベースタイプを選択します。
SerendipityはPHPで有効になっているデータベースタイプのみを表示します。
注意:あなたがデータベースにアクセスできる権限がプロバイダから与えられている必要があります。またデータベースは既に存在していなければいけません。
Serendipityは一つの空のデータベースを必要とするので、もしまだデータベースを作成していなければ、お好みのツール(phpMyAdmin, phpPgAdmin, sqliteAdmin)を使って、次のSQLコマンドを発行してください "CREATE DATABASE serendipity"。
では、プロバイダから提供された次の値を全て入力してください。
データベースホスト、データベースユーザー、データベースパスワード、データベース名
一般設定
このセクションではブログの最も基本的な設定を行います。
初めに管理者ユーザー名と管理者パスワードを入力してください。
ユーザー名には記号文字などの特殊な文字は使わないでください。
ユーザー名を画面表示することによってセキュリティリスクが高まりますので、ブログではユーザー名は表示されず、本名が使われます。
トラックバックやコメントの通知はここに送られるので、管理者Eメールは非常に重要です。
ブログの名前とブログの説明はあなたのブログのフロントエンドに表示されます。もちろんこの設定は後から変えることもできます。
このセクションの最後で、あなたのブログの言語を設定してください。
なお、この設定はあなたのブログのフロントエンド及び投稿者の個別言語の両方に適用されます。
後ほど作成可能となる他のユーザーについてはそれぞれ個別に設定可能です!
外観とオプション
ここではいくつかのカスタマイズオプションが設定できます。 最も重要で目立つオプションはWYSIWYGエディタを使うかどうかです。 これはブログエントリを作る際にWordのようなインターフェイスを提供します。 WYSIWYGエディタはしばしば問題を起こします。 なぜならHTMLのプロフェッショナルの目には痛いとてもジェネリックなHTMLを使うからです。 別の面として、あなたがHTMLについて全く無知でも、画像を挿入したりリンクや文字の体裁を整えることが簡単にできることに満足できるでしょう。 もしWYSIWYGエディターが気に入らなかったり、不自由だと思った場合、このオプションは後からでも変更できます。
インストールの完了
全てのオプションを入力したらインストールの完了ボタンをクリックしてください。 Serendipityはデータベースに接続を試みます。 もし失敗した場合、情報を通知します。
なお、Serendipityはディレクトリの確認と生成を実行しますので、 いくつかのディレクトリ生成とそのパーミッションについて聞かれるかもしれません。
もしディレクトリやURLの自動チェックが上手くいかずトラブルが生るような場合は
「上級者のインストール作業」を行う必要があるかもしれません。
この場合は使用するディレクトリやデータベースのプレフィクスなどを示唆するためのいくつかの追加オプションを利用できます。
「上級者のインストール作業」では現在設定されているパスの位置設定が確認できます。
ここでパス位置とURLを変更する場合、ただあなたがそう望む位置ではなく、実際に存在している位置を示す値を入力してください。
表示されているディレクトリとは違うディレクトリにSerendipityをインストールしたい場合は、FTPやSSHでファイル群を移動してください。
Serendipityは必要なデータベースのテーブルを生成し、設定された内容であなたのブログを構築します。
この画面ではSerendipityがテーブルを作って、管理者アカウントを挿入し、標準プラグインをインストールし、.htaccessファイルを自動生成している様子がわかります。
次のことをよく覚えておいてください。
Serendipityを初めからインストールし直したくなったら、Serendipityが生成したデータベーステーブルを全て削除する必要があります。
なお、同じデータベースを用いて再インストールしても、テーブルや投稿者は再生成されません。
そしてこれはプラグインの重複インストールやあなたが入力した認証情報が合致しなくなることの原因になります!
ブログにアクセス
インストール完了後、Visit your new blog hereというリンクが表示されます。 ここをクリックすれば、このような感じであなたの空のブログを目にできます。
この画面ではなくHTTP 500のエラー画面が出た場合、Serendipityが生成した.htaccessのディレクティブ設定がウェブサーバによって許可されていないということになります。
その際は.htaccessファイルを削除するしかありません。
Serendipityはこのファイルが無くても操作できます。
ただ、URL書き換えによるきれいなURLは利用できなくなります。
そのきれいなURLとは、Serendipityのオプションの中のURL書き換えによって設定されています。
管理画面にアクセス
インストールが完了したら、設定をよりカスタマイズするために、頻繁に管理画面へのアクセスすることになります。
管理画面の呼び出しはhttp://yourdomain.com/serendipity/serendipity_admin.phpにアクセスすることで可能です。
お気づきかもしれませんが、管理画面へのリンクはブログのフロントエンドにも表示されます。
この画面にアクセスするとログイン画面が表示されます。
インストールのときに設定したあなたのユーザー情報を入力してください。
初期状態の場合、ユーザー名はJohn Doeパスワードはjohnです。
情報を保存するにチェックを入れるとSerendipityは永続的Cookieを保存しますので、あなたが望んだときにはいつでも自動的にログインできます。
注意:ウェブブラウザを他人と共用している場合は、有効にしないでください。
これで管理画面にアクセスできます。
フロントページ
左部のナビゲーションでブログの各セクションにアクセスできます。
今のところフロントページは空の簡易なページです。 特定のプラグインを導入することで特定の出力を得ることができます。
個人設定
個人設定セクションでは、現在ログインしているユーザー固有のオプションを確認できます。 あなたのユーザー名を変更したり、パスワードや管理画面で使う言語が変更可能です。
エントリ
あなたのエントリに対するコメントを確認したり、カテゴリの管理など、エントリ投稿と管理に関する全ての項目が含まれます。
メディア
メディアセクションでは画像のアップロードおよび、 あなたがアップロードしてエントリに埋め込んだ画像とドキュメントの管理ができます。
外観
ここではブログのレイアウトを選択できるのはもちろん、 各種プラグインの構成変更と設定が可能です。
管理
このセクションはあなたのブログの設定、ブログへのログインを許可されたユーザーとグループの管理、そしてエントリのインポートとエクスポートの設定を担っています。
あと何か?
すでにSerendipityのインストールは成功しています。 どんどん先に進んで探求してみてください。 エントリやカテゴリをいくつか作ったり、spartacus.s9y.orgで見つかったプラグインをインストールしてみてください。 インターフェイスはたいてい見ればわかるものですし、オープンなものなので、試みやすいはずです。











